言葉と気持ち
礼儀作法以前に 自分の思いを正しく相手に伝えることは、コミュニケーションが成立するための根本です。相手に対して感謝の気持ちがあっても黙っていては伝わりません。逆に美辞麗句を並べて感謝の言葉を伝えても、それが本心でなければ、すぐに相手に見透かされてしまうことでしょう。 思いを言葉に出さないのは壊れた笛のようなものです。心のこもっていない言葉は空虚な音に過ぎません。思いと言葉が一致した時に、初めて相手に自分の気持ちが伝わるのだと思います。 さて、年度が替わり、私の勤め先でも新入社員の研修が始まりました。毎年必ず耳にするのが、「今年の新入社員は礼儀がなっていない」と言う、上からの“お叱り”の言葉です…