取り戻した自分時間
気の抜けない休み まだ毎日会社に通っていた頃、通勤電車の中の私はメールのチェックや書類の確認に時間を割いていました。若い頃は電車に揺られながらの読書が貴重な息抜きでしたが、そんな息抜きの時間も仕事に奪われていました。 当時の私はいつも焦燥感を覚えていましたが、それは仕事の〆切や片づけても一向に減らない仕事の課題が原因なのだと自分なりに解釈していました。 しかし、今考えると、何かに急き立てられている感覚に悩まされていたのは、仕事のオーバーフローによるものではなく、自分の自由な時間が確保できない苛立ちのせいだったのでしょう。 あの頃は仕事用の携帯電話を手放せませんでした。いつどのような仕事が降って…