組織の鮮度
去り際の美学 私の勤め先の経営陣は、上は70代、その他役員のほとんどが60代で占められています。新任の役員に選任される者とそうでない者との“運命の分かれ道”は55歳の役職定年の時です。役員に登用されればそのまま管理職を委嘱されることになりますが、そこから外れた者は役職を外され一般社員に戻るか関連会社に片道出向することになります。 以前は関連会社の数も多く、本社で役職定年を迎えた社員もどこかの関連会社の役員や管理職のポストにありつけたのですが、今はそのようなポストも激減し、一夜明けるとかつての部下が自分の上司と言うケースが増えつつあります。 かく言う私も今や、“かつての部下が自分の上司”なのです…